検索&
商品カテゴリー
0
¥0

現在カート内に商品はございません。

9件の商品が見つかりました
カートに追加しました。
カートへ進む
花粉症で活躍する抗ヒスタミン剤!飲み合わせに注意したい、胃薬と抗生物質
一般的に、花粉症は春に症状が出るイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。事実、冬から春にかけて耳鼻科や眼科は花粉症の症状に悩まされる人が多く来院しますし、ドラッグストアでも花粉症対策の薬のコーナーが大きく展開されるのがよく見られます。しかし、実は花粉症は春だけではなく、一年中発症する可能性のあるアレルギーだと知っていましたか?というのも、花粉症の代表となるスギ花粉が春先に活発になるだけで、例えばブタクサなどの夏や秋の植物の花粉でも症状が出るようになってしまえば、年中問わず花粉症の症状に苦しめられてしまうことになるのです。

花粉症の主な症状は、目のかゆみ、鼻水などが止まらなくなる鼻炎、くしゃみです。これらの症状が出るメカニズムは、花粉が目や鼻、口から入ってきた際、身体がこの花粉を「敵」と認識することから始まります。敵ですので、身体的には当然排除の方向で動き出します。このときに体内で生成されるのが「ヒスタミン」という神経伝達物質で、これらがくしゃみや鼻水、目のかゆみや涙を引き起こし、花粉を身体の外に排除しようとするのです。

花粉だけではなく、他のアレルギーもメカニズムは大きく変わりません。敵が体内に入ってきたから排除しようとヒスタミンが生成され、それがアレルギー症状に繋がるのです。ですから、花粉症の対策には「抗ヒスタミン剤」という、ヒスタミンの生成を抑える効果を持った薬が用いられるのです。

この抗ヒスタミン剤は、副作用があることでも知られています。神経伝達物質ですから、これを抑制することによって脳の活動に影響が出て、眠気が出てしまうというという副作用です。ですから、車の運転を日常的にしないといけない、受験シーズンで集中しないといけない、社会人で日中は仕事をしないといけないといった人たちは服用が難しいとされていた時期がありました。眠気以外にも、口が渇く、吐き気がする、便秘など、消化器官系への影響が見られる人もいます。現在はこの眠気を誘発する副作用を比較的おさえた抗ヒスタミン剤が多く出回っているので、心配な人は「第二世代」と呼ばれる抗ヒスタミン剤を選びましょう。ただし、第二世代の中でも眠気を誘発する抗ヒスタミン剤が一部ありますので、購入する薬は注意事項をしっかり読んでからにしましょう。

そんな抗ヒスタミン剤ですが、副作用以外にも注意しないといけないものがあります。それは「他の薬との飲み合わせ」です。これはどんな薬にも言えることですが、飲み合わせによっては他の薬の効果を打ち消してしまったり、効果を助長して副作用を強く出してしまう飲み合わせというものが存在します。抗ヒスタミン剤を年中使用しないといけない人の場合、この飲み合わせへの注意は日常的なものになっていくかもしれません。ですが、春先だけ花粉症が苦しいから抗ヒスタミン剤を服用するという人の場合、飲み合わせへの注意が意識になく、うっかり他の薬と良くない飲み合わせをしてしまう可能性がありますので、注意しましょう。

まず一つ目に注意したい飲み合わせは、胃薬との飲み合わせです。胃酸のはたらきを抑制するタイプの胃薬は、主な成分が水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムとなっていることが多いです。この水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムが、一部の抗ヒスタミン剤のはたらきを弱めてしまうことが分かっているのです。この水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムは頭痛薬や風邪薬に入っていることもありますから、抗ヒスタミン剤を服用しているタイミングでこれらの薬を飲みたい!と思ったときは成分表をしっかり読んでおきましょう。

二つ目に注意したい飲み合わせが、抗生物質との飲み合わせです。抗生物質とは、ウイルスではなく細菌によって引き起こされる感染症などに効く薬で、代表的なものにペニシリンがあります。日本では、猛威を振るっていた致死率の非常に高い病気である結核に対し抗生物質が有効であることが分かり、1950年以降、結核による死亡率が激減したという歴史を持った薬です。淋病やクラミジアなどの感染症にも有効で、広範囲に効果を持っている薬ですから、服用したことがある人も多いのではないでしょうか。

そんな抗生物質の中でも「エリスロシン」と呼ばれる薬は、一部の抗ヒスタミン剤との飲み合わせに注意が必要です。一緒に飲むと血液中の濃度が上昇し、効果が強く出てしまうため、強い副作用が出てしまう恐れがあるのです。ですから、エリスロシンと呼ばれる抗生物質を服用したいときは、自身の飲んでいる抗ヒスタミン剤とどう影響し合うか事前に把握しておくことが重要です。抗ヒスタミン剤は日常的に服用している人が多く、飲み合わせに危機感を抱く気持ちも薄れてしまっている人も多いのではないでしょうか。抗生物質は海外からの個人輸入で入手することもできますし、飲む機会の多い薬でもあります。改めて、薬の飲み合わせについては知識を持って臨みましょう。

カテゴリ一覧

ページトップへ